会員の集いを開催しました

・と き 6月27日(土)14:00〜
・ところ 札幌市民ホール会議室
・参加者 22名

今回の会合は、色の区別をする際の工夫や知恵などを色弱の方にお話していただきました。その中で何点かご紹介いたします。
・暗記定規という赤と緑の定規を使い見比べて、緑と赤が区別できる。(この定規は100均などでも購入が可能)
・充電器などのLEDは、目を近づけると見分けがつく場合がある。
色弱矯正メガネを購入。赤は明るく、緑は暗く沈んで感じた。
・パソコンソフト「フォトショップ」のカラーピッカーという機能を使い、色を区別して塗り分ける事が可能。
・携帯電話で色名を音声で教えてくれるものがある。
等々。

その他、教育問題に関する意見や要望が多数ありましたので抜粋してお知らせいたします。
・教科書で色を塗り分ける設問があり、困っている。
・教科書以外の教材でも、配慮してほしいものが多々ある。
文科省から以前配布されている「色覚問題に関する指導の資料」が、ほとんど活用されていない。
等々。

教育現場の問題は、やはりお子さんご本人とご両親、学校の先生のそれぞれの話し合いが大切です。平成15年に色覚検査が廃止され、以降、信頼関係を築いていく重要性は益々大きくなっていると感じます。この色覚の問題が希薄になっていかないように慎重に取組んでいく必要があると思います。

その他の報告事項として、
・東京CUDOが出版した「カラーユニバーサルデザイン」の本の紹介がありました。
・今年の秋に開催する「CUD EXPO 2009」の簡単な紹介がありました。
10月30日から11月1日の3日間、市民ホール会議室で開催いたします。詳細は決まり次第ご案内いたしますので、ご期待下さい。