北海道養護教員会札幌高校支部にて講演会を開催

2014年8月1日(金)
北海道養護教員会札幌高校支部さまの研修会において、カラーユニバーサルデザインのお話をさせていただきました。
第一部「みんなちがってみんないい〜こころの色」 栗田マサキ
第二部「CUDの必要性と配慮」 谷越律夫

市内高校の養護の先生方が約40人が参加していらっしゃいました。学校での色覚検査が廃止になって以来、一度も色覚検査をうけたことのない世代が社会に出る年になってきています。それにともない、就職に際して様々なトラブルや問題がクローズアップされています。
そのような背景から、色弱への感心が高まってきています。特に、養護の先生方の役割は大きいように思います。
参加していらした皆さんは、私たちの話をとても真剣に聞いていただきました。

以下、感想からの抜粋です。
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*先日保健室に3年生の男子が色覚検査をしてほしいと言って来室した。今まで検査をしたことがないが、異常があるのではないかということだった。しばらく色覚検査をしていなかったが、棚にあった石原式の検査表で検査したところ、やはり異常疑い(軽度)だった。大学進学し、将来警察官になりたいと思っていた彼は「早くわかって良かったです」と帰って行ったが、今日の講演をもっと早く聞いていたらと悔やまれた。
*わかりやすいお話でした。メガネ体験できたのも良かったです。
*「多様性」これからの生き方について学べました。ありがとうございました。C、P、D型だけでなく他にも不自由な思いをされている人のために、暮らしやすい社会になれば良いなあと思いました。
*勉強になりました。ありがとうございました。
色覚異常がある場合の見え方がわかるメガネや、アプリが開発されたことをはじめて知りました。
理解することからユニバーサルは始まると思うので、教員への意識付けを検討してみます。
*単純に色覚検査をする、しないといったことぐらいにしか考えていませんでしたが、さまざまな情報を得ることができ良かったです。
*パワーポイントのシート作成する際、あまり配慮していないこともありました。これからは常に念頭において作成したいと思います。
*「多数派と少数派」というとらえ方についてよくわかりました。色覚検査の方法を考えなくてはと思いました。
*思いがけず色々なことがわかり勉強になりました。
*少数派と多数派という表現がわかりやすかったです。治るものではなく、自分の見え方としてどう生きていくかということかなと感じました。高3で進路決定の時に、健康診断で知った男子はつらそうでした。やはり検査を受ける機会は必要だと思います。
*今まで知らなかった色弱のP型D型の見え方を体験させてもらい驚きました。すぐ事務にチョークをオーダーしようと思います。
*大変タイムリーな話が聞けて良かったです。多数派、少数派という差別のない配慮の仕方の大切さを改めて知りました。当事者の視点でお話が聞けて本当に良かったです。
*大変勉強になりました。ありがとうございました。
*少数派の方の生の声を聞いたのは初めてでした。どのように見えるのかがわかりやすかったです。
学校検診での嫌な思いをした経験をお話しされましたが、これから始まる色覚検査の方法を私たちも十分配慮し、生徒が検診をして良かったと思えるようなものにしなければならないと感じました。
*あらためて勉強になりました。「心の色」という言葉とても良いですね。

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このような大変貴重なお時間を頂戴し、
関係者の皆さまにこの場を借りて心から御礼申し上げます。
ありがとうございました。