住まいとカラーユニバーサルデザイン

住まいとカラーユニバーサルデザイン
「色とあかり」のインテリア講座
2017年2月18日(土)13:30〜15:00
会場:旭川市中央図書館 2階 視聴覚教室
主催:旭川市中央図書館
後援:公益社団法人インテリア産業協会
講師:本間純子

この講座は「住まいのインテリアをカラーユニバーサルデザイン(CUD)から考えてみましょう」という内容なのですが、なんとなくぼんやりとしていて、講座の具体的なイメージが伝わりにくいのでは?と感じておりました。そこで、講座で話す内容を告知ポスターに11のコメントにして書き込み、感覚的にCUDを捉えてもらおうと考えました。

例えば「色弱の人ってどんな風に見えているの?」「色弱は遺伝するの?」「右が紺で左が黒の靴下なんだけど」などなど…なんとなく日頃「?」と思っていることが実はCUDにつながっていると感じて欲しかったのです。

さて、18日の朝、準備万端整えて旭川に向かいました。当日の旭川は朝にしっかりと雪が降り、不安な空模様でしたが、足を運んでくださったみなさんは、ポスターの内容をきちんと理解していて熱心に聞いてくださいました。「色とあかり」をテーマに掲げていますので、色とあかりの密接な関係をきちんと解説。実際に点灯した「電球色、昼白色、昼光色」のあかりの違いで色の見え方を体感してもらいました。見やすいあかりの色と美味しそうに見えるあかりの色を使い分けは、毎日の暮
らしを快適にします。あかりの大切さを感じてもらえたでしょうか?

また、CUD必須のスマートフォンアプリ「色のシミュレータ」のインストール方法と使い方を説明しました。きっと活用してくださっていると思います。会場ではバリアントールが人気者でした。会場に掛かっていたカレンダーをバリアントールで見るとの日曜日と祝日の色が判別不能に…「色弱の方の見え方がこんなに違っているとは考えていなかった」とおっしゃる方が多かったです。

もちろん「今すぐできるCUD」もご紹介。きっと今日も実践中と思います。ポスターに掲げた11のコメントを織り込みながらCUDを解説しました。おかげさまでわかりやすかったと好評でした。旭川での市民向け講座は初めてでした。貴重な機会を準備してくださった旭川中央図書館様、インテリア産業協会様、ありがとうございました。〈J〉