こころの色展Jr / いしかりこどもまつり2015

と き:2015年7月26日(日)10:00〜14:00
ところ:こども未来館あいぽーと(石狩市花川7条1丁目)

 夏休みが始まって初めての日曜日、石狩市のこども未来館あいぽーとにこどもたちが集まってきました。恒例の「いしかりこどもまつり」の日です。高校生の書道パフォーマンス、ばくだん菓子(どん菓子)の実演、ジャグリング、コンサート等々、楽しいことや美味しいものがてんこ盛りの一日です。
北海道CUDOのブース「こころの色展Jr」もお祭りらしく楽しい雰囲気に飾り付けをしたのですが…いまひとつアップテンポになれません。真面目な内容なので、しかたがないのかなぁ…と思っていると、「ここは何をしているのですか?」と小学3〜4年生の一団がやってきました。
スタンプラリーのスタンプを押した後、バリアントール(色弱疑似体験メガネ)で色弱の人の見え方を体験し、色の見え方が1つだけではないことを学習する。これが小学生の「お決まりコース」です。バリアントールを使って見た子はどの子も目を丸くしています。
この日「こころの色展Jr」に来た小学生は「色弱」という言葉を知りませんでした。お父さんやお母さんは、学校での全児童対象の色覚検査が行われなくなったことに、気付いていませんでした。でも、全員が色の見え方違いのに驚き、カラーユニバーサルデザインの必要性を実感して行きました。

さて、「こころの色展Jr」の最後のお客さんは4年生くらいの男の子でした。2度目のご来展です。
「もう一度メガネを見せてください」(バリアントールでもう一度見たいの意)バリアントールを渡すと、メガネをかけてブース内をじっくり眺め、納得した様子で帰って行きました。彼の中で何か思うところがあったのでしょう。「こころの色展Jr」が彼の力になれたのなら、私たちはとても嬉しい。

「いしかりこどもまつり」での「こころの色展Jr」は北海道CUDO初めてのこども向けのイベントでした。今後も、こどもたちに「こころの色」を伝えて行きたいと思います。

そして、「いしかりこどもまつり」への参加にお声掛けくださった伊藤美由紀様(NPO法人こども・コムステーション・いしかり)、準備のお手伝いをしてくださったスタッフの皆様にお礼を申し上げます。ありがとうございました。

本間純子