こころの色展Jr いしかりこどもまつり2016

と き 2016年7月18日(海の日) 10:00〜15:00
ところ こども未来館あいぽーと(石狩市花川7条1丁目)

 ピエロさんたちの楽しいパフォーマンスを合図に今年も「いしかりこどもまつり」が始
まりました。コロコロケーキやポップコーン、棒パンの美味しそうな香りが漂う中、少々
おとなしめの「こころの色展Jr」には「ここは何をしているのですか?」とポツリポツリ
と、こどもたちがやってきます。色弱の人の見え方を体験出来るメガネ「バリアントール
」をかけると、こどもからもおとなからも、驚きの声が上がりました。
 低学年のこどもたちのほとんどは色覚の違いを素直に受け止めているようです。高学年
になると色覚の仕組みを知りたくなり、おとなに近づくほど色覚の違いによる不便や不都
合が心配になるようです。
 今年はおとなの来場者も多く、学校での色覚検査で色弱がわかった男の子のご両親から
の相談もありました。こどもたち周辺のCUDの必要性を改めて感じます。
 昨年、バリアントール体験をしたこどもたちが立ち寄ってくれて、「これ知ってるもん
」と自慢げに話す嬉しい再会もありました。繰り返し体験することで身近になるCUD。
再び会えたこどもたちからCUDを伝える方法を教わった気がします。
来年も「いしかりこどもまつり」でこどもたちに会えますように!
 ところで、会場の設営をしていた時のちょっと嬉しいお話。
こども未来館の職員の方が、赤、青、緑などの色のマークを探すゲームを準備をしていま
した。どんなゲームなのかなぁ…と思っていましたら「去年ちゃんと CUD を理解したは
ずなのに…色で見分けるゲームを計画してしまいました。どうしましょう。」と担当職員
さんが相談に来ました。「色だけでなく、◯、△、☆や数字などと組み合わせると色弱
子も一緒に遊べますよ。」というと、速攻で手直し!! 
翌日、ゲームは滞りなく行われました。よかったです。
この時の職員の方の柔軟な対応が素晴らしかったので、あえてご披露しました。
こども未来館のみなさま、ありがとうございました。

本間純子+北名由美子