2016年 12月1日 札幌教員組合女性部養護教員部合同学習会

札幌教員組合女性部養護教員部合同学習会
日時: 12月1日木曜日、午後5時から7時
場所: 札幌市中央区南3条西12丁目北海道教育会館7階「大雪」
参加者: 養護教員(女性教員も若干名)約50名
演題: 色覚の多様性とカラーユニバーサルデザイン〜みんなちがってみんないい〜

養護の先生方へのお話が続いていますが、こんな感想をいただきました。
「今までは『きっといろいろと困っているだろう。大変だろう』と思っていましたが、色弱の人は意外に困っていなくて、それぞれの色の世界で工夫して生きている。一方、カラーユニバーサルデザインという社会全体が配慮できることもたくさんあるのだと分かった」と。

そして、みなさま共通の課題を抱えていました。
色弱だとわかったら、その次にどのように児童・生徒・保護者をサポートしていけばよいのか」ということです。
それには次のようにお答えしました。

色弱の子が将来生きていく中で、人に聞く、確認するという行動をとれるようにするためには自分の色覚がどの程度で、どのように多数派と異なっているのか。その自己認識をするのがとても大切。それが分かれば将来のいろいろなリスクを回避することができます。あるいはリスクを承知で挑戦することができます。そのための情報を得る方法を教えたり、考え方を教えたりすることができるのが正に養護の先生方だと思います。少数派の気持ちを一番良く分かるはずの養護の先生方の役割はとても大きいです。

と。

まだまだ、私たち北海道CUDOはすることがたくさんあるのだと実感しました。

栗田マサキ