暮らしのカラーユニバーサルデザイン

暮らしのカラーユニバーサルデザイン
《日常の小さなストレスと大きな事故をなくすために》
2017年1月28日(土)15:00〜17:00
会場:かでる2・7
主催:公益社団法人 日本消費生活アドバイザーコンサルタント相談員協会(NACS)
                                  北海道支部
   一般財団法人 産業人材研修センター共同事業
講師:本間純子


「申込者数が定員を超えてしまい、お断りしなくてはいけませんでした。もっと大きな会場にすればよかった…」主催されたNACSの担当者さんがお会いしてすぐにおっしゃいました。その言葉通り定刻が近づくと、どんどん席が埋まってゆきます。カラーユニバーサルデザインを知りたいというみなさんの気持ちが伝わってくるようでした。この講座はNACSの会員研修の目的もありましたので、日常の暮らしで何気なく使われている「情報としての色」をピックアップし、話を進めることにしました。「誰もが経験する色の見え方の変化(黄変)」をなぜ人は気づかないのか、そして、どこに問題があるのか。日常生活の中の色によって引き起こされる事故や小さなストレスの事例を紹介し、その対策をアドバイスしました。
一方、「先天的な色覚の違い(色弱)」はどのようにして起き、どのように見えるのか。また、どこで行き違いが発生しているのか。多くの人が感じる色弱の見え方についての疑問を「そもそも…」から丁寧に説明。小さな実験やバリアントールを使っての色弱の見え方の疑似体験を通して、見ることができなかった色弱の見え方の世界を体感しました。後半では、朝起きてから会場に来るまでに出会っているCUDを披露。CUD製品は一般色覚者にも使いやすい製品なので、それに気付くとCUDがとても身近な存在に感じます。そして、今すぐ(あなたも)できるCUDを紹介し、講座を終了しました。長時間にもかかわらず、真剣に聞いてくださったみなさま、おつかれさまでした。CUDの講演の機会を用意してくださったNACSのみなさまには感謝申し上げます。

ありがとうございました。〈J〉