会員の集いを開催しました

2017年9月2日(土)13:30〜15:30
札幌市中央区民センター 2F 視聴覚室


 今回の会員のつどいのスピーカーはNさん。息子さんが色弱です。息子さんがまだ小さかった頃、「濃い白はシャンプーのボトル。薄い白はボディソープのボトル」と言っているのを聞いて、不思議な色の表現をするなぁ…と思ったそうです。色についてよく質問をしていたとも…。実は、Nさんの息子さんは2月の会員のつどいで、スピーカーを務めてくれたYさんです。IT系の会社でゲームデザインの仕事をしています。色を見分ける作業もある中、色と格闘しているかと思いきや、模様や形から見分けるのでそれほど大変ではないとのこと。Yさんも日常では不便は感じないと言っていましたね。
 C型の目はたくさんの色を見分ける能力がありますが、P型、D型は形や柄、素材感に敏感な目をしているようです。この辺りに上手に伝える「技」がありそうですね。
 さて、この日の2つめの話題は3月に行った「血尿の色実験」の報告です。私、本間が行いました。この実験のそもそものきっかけは10年ほど前、ある会員の方からの「トイレのあかりは白に替えるべき」とのご意見でした。当時は家庭用の白いあかりは蛍光灯しかなく、トイレには向かないあかりだったため、長く保留なっていました。ところが、近年、LEDが照明器具に使えるようになったので「白いあかりが血尿を見分けるツールになるかもしれない」と検証実験を試みました。実験結果の詳細は別の機会に譲りますが、結論は「白いあかりでも血尿か否かを判断するのは難しい」でした。P型、D型は「暗い色の尿を血尿、明るい色の尿は健康な尿と判断しがち」です。血液が若干混ざった尿は見分けにくいので、体調に変化があった時は早めに受診し病気の早期発見を心がけましょう。
 会員のつどいでの活発な意見交換は、参加者にCUDを考えるヒントを提供しています。次回も是非ご参加ください。                 〈 J 〉